2012年2月16日木曜日

どのように鑑賞者の心を開かせるか。人それぞれ個性があり、開き方もそれぞれ違う。桜とチューリップの花の開き方が違うように。それぞれ無心のうちに開く可能性を持っている。こちらからあれこれ開き方を指図する必要はない。ただ開くきっかけを作って開くように促してやればいい。朝咲く花もあれば夜咲く花もある。強く引き付ける力が十分にあり、なおかつ鑑賞者を絞め付けず能動的に動き回れる場を作り出すことができれば自然と開いてくる。そのきっかけを作りだす為の装置としての絵画。