2011年2月6日日曜日

岩絵具作り


岩絵具作りにちょっとはまっています。日本画の伝統的な絵具である岩絵具。緑青はマラカイト(孔雀石)、群青はアズライト(藍銅鉱)という鉱石を砕いて作ります。歴史も古く、飛鳥時代に大陸から伝わりました。
写真は緑青の原石マラカイト。ハンマーでたたくと結構かんたんに割れます。この後乳鉢でさらに粉末状にしてから水を使って粒子の荒いものと細かいものをより分けます。
自分の手で作った絵具を使うっていうのも作品のちょっとした隠し味になるでしょうか。

2011年1月10日月曜日

雪がどしどし降っているなか、年末年始も関係なく絵に向かっていますが、
考えすぎて作品になりません。

なぜこのモチーフなのか、なぜこの素材なのか、なぜ平面なのか、コンセプトは、コンテクストは…

それらに対する答えをはっきり持っていることは、作家として、趣味ではない以上必要なことなのですが、それに振り回されると絵になりません。

しっかり把握し、そして意識しないように。


「考が乱れていては外的状態の奴隷となる。絵を作らんと意図して、熟思し、しかるのち筆を走らせるものは、絵画の術からはなはだしく外れる。」鈴木大拙著 「禅と日本文化」より

2010年12月27日月曜日


金沢は一面真っ白です。夜中窓を開けると闇のなか真っ白な木々が風でうごめいています。

海の底のような別世界。

寒いのは苦手で足のしもやけが痛いですが、ついつい窓を開け放って見入ってしまいます。

写真は午前4時ごろ。ちょうど雷が落ちたのできれいに撮れました。

2010年12月24日金曜日

東京国立近代美術館の麻生三郎展へ。最終日でしたがさほど混みあってなく、ゆっくり見れました。
以前からいい作家だなぁと思っていたのでまとめて見れてとてもよかったです。

一貫したテーマの中でもがきながら描き続け、刻々と変化するイメージ、その過程に感銘しました。

2010年11月27日土曜日

アトリエツアーなどもあり、作品についてひとと話す機会がここ最近多いのですが、『モチーフをどういった基準で選んでいるのか。なぜ家やカーテンといったものを描くのか』ということをよく聞かれます。

そういった質問に対しては、表層を表すイメージが素材として使いやすいから。という答えをしているのですが、よくよく考えてみると、表層を描くということはその表層に覆われている内側を作り出すことであり、その内側がとても大事なんですね。

たとえば家を描く。外壁を描いて屋根を描いていくとその内側に空間が生まれる。その空間には家具が置かれ家族が生活をしているかもしれないし、空き家かもしれない。でもその内側を想像させるものをあえて一切描かない。描かないことで鑑賞者のなかでその空間が空虚に、だけど濃厚に広がってゆく。その深さは余白と通じるものがあるかもしれない。

表層に覆われて見えない内側を感じさせるという要素を意識できるようになり、また作品が展開する可能性ができました。

2010年11月2日火曜日

金沢の在住の作家のアトリエを21世紀美術館の館長さんと巡るツアーの第一回目に、山本基さんと私のアトリエを選んでいただきました。

私のアトリエはごく普通の一軒家を自宅と兼ねて使っているので、
参加していただく方がガッカリしないか少々不安ですが、
未発表の新作や描きかけの作品を御見せしながらお話できればと思っています。


金沢アトリエ訪問 Vol.1
「金沢21世紀美術館館長と訪ねるアーティストのアトリエ」
2010年11月21日(日)

詳細はこちらをご覧ください。
クリエイティブツーリズム2010

2010年9月7日火曜日


表現が丸まりすぎなので、荒削りな、完成度を求めないドローイングを繰り返し描いています。

洗練すればするほど見る側にとってはとっかかりがなくなり、どう捕らえていいのかわからなくなってしまう。
磨くほど良いとは限らないようです。難しいなぁ

2mぐらいある紙にガシガシと描いたり、小さな書道用の半紙に墨でスラスラ描いたり。

写真は半紙。雁皮の手漉きのものは、とてもきれいで惹きつけられます。
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