2008年6月28日土曜日

Cloudy sky (tokyo)

東京タワーが霞んでとてもきれいなグラデーションを作っていました。雨や曇りの日はドンヨリとしてやなものですがときどきその空の色がきれいだなとも思います。

2008年6月16日月曜日

side2展示風景その5


左のドアが画廊の入り口です。そのドアや壁と柱がつくる矩形と呼応するような作品を選びました。四角く芝生が描いてあるだけの作品なのですが、次の展開を予感させるような面白い作品になったと思います。


緑色の芝生は奥のメインの作品にも描かれているモチーフで、呼応させることで展示につながりを持たせました。


正面向かって左側の壁。二点ともうねるような曲がりくねった線と直線を組み合わせた作品であわせました。線の魅力を意識させる展示です。この写真ではわからないと思いますが、右の作品は正面メインの作品と構図がほとんど同じです。そのことで違和感なく印象がつながる展示にしました。


サイド2での展示風景おわり。

side2展示風景その4

個展の会期が終わる前に展示風景をすべてアップしたいと思っていたのですが、さぼっていたら終わってしまいました… サイド2では始めての個展だったのですが多くの方にお越しいただき、成功のうちに無事終了しました。ありがとうございました。



入り口入ってすぐに目に飛び込んでくる作品がこれです。柱があったりして若干閉じた壁面なので、そのような状況で栄える作品を選びました。

縦長の作品は今回の個展にあわせて若干冒険してみたものです。面白い作品に仕上がりました。今後よく描く比率になりそうです。

side2展示風景その3





正面向かって右側の壁面です。 余白がとりわけ多い作品を集めました。右側の二点はあえて間隔を狭くし互いのもつ空間をぶつけることで緊張感を高めました。

2008年6月12日木曜日

side2展示風景その2



展覧会の中心がこの壁面です。展示してみるまではもっと大きな作品をかける予定だったのですがこの作品できれいに持たせることができました。大きめに取った間が作品と呼応しあってひとつの表現として主張するよう仕掛けました。この写真では柱のせいで空間が閉じているような印象を受けますが、実際は両側の壁面へ繋がって流れていきます。

2008年6月10日火曜日

side2展示風景その1

今回から数回に分けて現在開催中のサイド2での個展の展示風景を掲載していきます。個展のタイトルは陽炎(かげろうと読みます)。英語のタイトルはmirage。制作のメインテーマである、心の奥底に常に感じる漠然とした不安感、拭い去ることのできないわだかまりのようなものの有りようを表しました。とても不安定ではかないそれは確かにしっかりとそこにあるのだけれど手につかんで重みを感じることはできず、すこしでもバランスを崩したらたちまち壊れてしまいそうです。また、ひらがなで「かげろう」と書くと光がほのめく・ひらめくといった意味にもなり、箔を使った作品の印象にもぴったりかなと思いました。



会場の雰囲気はこのような感じです。今回の展示では、一つ一つの作品をじっくり観てもらうということももちろんですが、間を広く取ることにより作品それぞれが持っている余韻を味わってもらえるように気を配りました。すべて全面に箔を押した画面で、木製のパネルに張っています。

2008年6月8日日曜日

080307-1制作過程















途中(墨を加えたあたりかな…)から悩み通しの作品でした。描き始めたのは11月で描き終わったのが3月ですから4ヶ月間かかったことになります。三枚目の写真の時点でほとんどあきらめて切り捨てようとカッターを握ったのですが、せっかくなのでダメもとで思いっきり遊ぼうと思いバケツいっぱいの墨を流しました。乾くのに5日ほどかかりました…  結果次へつながる可能性を感じたので残しましたが、あまりよくないですね。時間をかけすぎると最初の衝動というか直感のようなものからだいぶ離れてしまうからでしょうか、いい結果が出ないことが多いような気がします。
080307-1鉛筆、岩絵具、水干絵具、墨、パステル、­銀箔、和紙、木製パネル 141.4X100.0cm