2009年5月17日日曜日

21世紀美術館へ


ある用事のついでに21世紀美術館へ。歩いてでもいける距離に住んでいながらなかなか行けません。
今回の展示(愛についての100の物語)はコレクション展の拡大版と聞いていたので特別期待していませんでしたが、予想外にカプーアのいい作品があったりして楽しめました。
でも1700円って高くないか? 一般の人がこの展示見たあと「同じ1700円払うんだったら本買うか映画見たほうがよかった」って思ってしまったら失敗ですよね。 

現代美術の作家の中で好きな人は?って聞かれたときはアニッシュ・カプーアと答えています。
少しくらくらするような吸い込まれる感覚、そしてふとわれに返ったとき自分の奥底に何かが触れるように感じます。むこうとこっちの境界線ぎりぎりに立っている感覚。それは私が絵で描き表そうとしていることと同じものだと思います。いい作品ほどそのエッジがシャープになります。どんどんあやうく不安定に、いまにも、いままさに崩れてしまいそうに。

てくてく歩いて家に帰ったら香港から電話が。アートフェア高評だったとのこと。描いてきてよかったなぁと思うこの瞬間がたまりません。
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